理事長室だより 第23号 平成25年7月16日

 理事長室だより第23号をお届けします。
7月に入って気温の高い日が続き、札幌もすっかり本格的な夏を思わせる気候になってきました。
本学においては、6月13日から16日の4日間、第63回札幌医科大学医大祭が「彩(いろどり)」というテーマで開催され、本学の学生、教職員はもとより、多くの地域の皆様にもご参加いただき、大変な賑わいとなりました。学生の皆さんには、医大祭で高めたエネルギーで日頃の勉学や研究に励み、学校生活がより彩り豊かなものとなるよう取り組んでほしいと思います。
それでは、本学における最近の動きをお知らせします。

●保健医療学部開設20周年(衛生短期大学部開設30周年)記念講演会を開催しました

 6月21日、本学臨床教育研究棟1階講堂で「保健医療学部開設20周年(衛生短期大学部開設30周年)記念講演会」を開催しました。
本学保健医療学部は、昭和58年に開学された札幌医科大学衛生短期大学部を前身とし、平成5年の衛生短期大学部の発展的な改組に伴って開設されました。今年度開設20周年を迎えることとなり、これまで本学部の教育、諸活動にご支援いただいた多くの方々に心から感謝を申し上げます。
記念講演会当日は、学部学生や大学院生、教職員をはじめ、歴代教員や医療関係者、大学関係者など多くの皆様にご出席いただき、早稲田大学大学院商学研究科の専任講師である西條剛央氏による基調講演や、現在地域医療の現場でご活躍されている各学科卒業生3名によるシンポジウムが開催され、盛会の内に終了しました。
本学保健医療学部は、今後とも専門的な知識?技術を有し、地域住民のニーズに応え広く社会に貢献しうる医療人の育成に努めて参ります。

●利尻町、留萌市、中標津町、興部町、紋別市並びに大地みらい信用金庫及び留萌信用金庫と連携協定を締結しました

 本学は、両者の自主性を尊重した連携関係の下で相互に協力し、住民の健康と福祉の向上及び人間性豊かな医療人の育成に寄与することを目的に、5月20日に利尻町、5月22日に留萌市、6月6日に中標津町及び興部町、7月4日に紋別市と連携協定を締結しました。
さらに、産学の連携を通じて相互の発展に寄与するとともに、北海道の保健?医療?福祉の向上など、地域社会の発展に資することを目的に、大地みらい信用金庫及び留萌信用金庫と包括的連携協定を締結しました。
これまでも本学は、道内の各地域において、学生の地域密着型の医療実習や地域住民向けの公開講座、セミナーなどを多く行ってきましたが、連携協定によって地域との連携をより深め、地域医療への貢献に向けた本学のこうした取組をさらに充実させようとするものです。
今後もこのような産学官連携などを通じ、患者様、ご家族様、地域の皆様に貢献できるよう取り組んで参ります。

●寄附講座「アイン?ニトリ緩和医療学推進講座」の開講式が行われました

 7月5日、本学基礎医学研究棟5階共通会議室で、寄附講座「アイン?ニトリ緩和医療学推進講座」の開講式が行われました。
本学では他に「分子標的探索講座」「生体工学?運動器治療開発講座」の2つの寄附講座があり、現在合わせて3つの寄附講座が設置されています。
開講式当日は、本寄附講座の寄附者である株式会社ニトリホールディングス代表取締役社長の似鳥昭雄様、株式会社アインファーマシーズ代表取締役社長の大谷喜一様にご臨席いただき、本学から両社へ感謝状を贈呈いたしました。また、本寄附講座の代表教員である杉本直子特任助教により、講座概要の説明が行われました。
本寄附講座が所期の目的を果たせるよう皆様の特段のご協力をお願いします。

●最後に

 本学においては7月から9月を節電?省エネ強化月間と設定し、ナチュラルクールビズの励行や節電の実施などで、省エネルギーに向けての取組を行っています。学生、教職員の皆様一人ひとりの省エネルギーへの意識向上とご協力をお願いします。

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